国を超えた海外送金・入金を主な事業として展開しているフィリピンナショナルバンクは、お金を取り扱う金融業としての歴史と実績を持った業者として知られています。具体的な事業内容や特徴、評判などについてご紹介していきます。

口座開設の内容

フィリピンナショナルバンクは国立銀行として設立されて以来、海外在留で働いて賃金を得るフィリピン人の本国送金業務をメイン事業として行っています。実際にフィリピンナショナルバンクにて口座を開設する場合には、日本国内であれば東京支店と名古屋出張所にて口座解説までのアシストが行われています。フィリピン国内には同行の支店が700以上あり、日本の支店・出張所ではこれらの口座開設のためのアシストが丁寧に行われています。

ペソ定期口座は初期預け入れ10万円、預入期間は1、2、3、6、9、12か月で区切られており、通帳のみでの開設となっています。ドル定期口座は初期預け入れが20万円以上、預入期間は1、2、3、4、5、6、9、12か月で区切られており、証書発行と定められています。フィリピン国籍を持っている人であれば誰でも口座開設が可能ですが、フィリピンにおける不動産購入や不動産野賃貸料受領、年金手当の受領等が目的の場合には、ペソ口座の開設サポートが受けられます。

1916年から続く歴史

フィリピンが独立して新たに中央銀行が設立されるまでの間、フィリピンナショナルバンクは1916年に設立され、中央銀行業務を兼業してきたという歴史を持ちます。中央銀行の設立後は国立銀行としてコマーシャルバンクとして営業し、ユニバーサルバンキング業務を展開。預金や貸金・外為・信託・証券・投信など幅広い業務の取り扱いが特徴。フィリピン国内では656、海外では日本を含めて77の拠点を持つなど、広範なネットワークでフィリピン国籍を持つ人を支えてきました。

東京支店は1996年にオープンし、関西方面の人を対象にするために2003年には名古屋出張所も解説されています。日本ではすでに20年以上にわたって日本在住のフィリピン人や、フィリピンに関連を持つ日本人を対象に様々なサービスを展開してきました。今では送金業務を中心に、住宅ローンや預金などといった多岐にわたる銀行業務を提供しています。日本全域をカバーする体制が整っており、日本国内でもユーザーは少なくありません。

融資やローンも展開

みずほ銀行を主要取銀行として、フィリピンと日本を結ぶ媒体役を担い様々な銀行業務を行ってきたフィリピンナショナルバンク。不動産取得のためのハウジングローンも展開しており、フィリピン人の就労者や投資家、日本人を含めフィリピン人の配偶者の他、日本で就労している外国籍を持つ人など、様々な人に対してローンの提供が行われています。

東京支店にて証書のチェックやフィリピンにある不動産の評価ができる他、送金手数料をセーブできるなど、様々な強みも掲げているのが同行のローンの特徴。フィリピン人の就業パターンやコミュニティの要望などを取り入れたサービスが展開されています。